SUGARのカタログ
ジュニアスタイルで80年代のファッションについて熱く語るワタシだが、90年前後にワタシがいつも着ていたのはSUGARだった。
当時のカタログが何冊か残っているので、写真に撮ってみた。
当時は、けっこうどこのブランドも、こんなきれいなカタログをシーズンごとに出してたのね。
ちょうどバブル前後。
さすがに、だれにでもくれたわけではなく、ある程度の金額を買った人や、常連客に配ってけど。
けっこうもらったけど、古雑誌感覚で捨てちゃったのも多い。
いま思えば、もったいなかったなぁ。
これは、SUGARという店のNOUGAT(ヌガー)というブランドの。
どう考えても、ピンクハウスにインスパイアされてるでしょ、ってな感じの(そういうブランドは多かった)服なんだど、優しい感じの色使いや、控えめな甘さ、ほんのりカントリーテイストが、ものすごく好きだった。
今でも、クローゼットをよく見ると、まだけっこう持っていたりする。
こんなの。
右下に小さくロゴが写ってるんだけど、リボンモチーフのこのロゴがまたかわいくて。
ポイントカード(ン十万円分お買い上げ)でもらったロゴそのままのリボン型のフック、アメリカに行ったときに持っていって、キッチンの壁に取りつけて、そのまま置いてきちゃった(アメリカのアパートメントって、そういうのOK)のが、今でも惜しまれるなぁ。
これはBOW BRANDS(ボウ・ブランズ)の。
ピンクハウスのインゲボルグを意識してるでしょ、ってな、おとなっぽいラインだった。
セールくらいしか買わなかったぁ。
いま見ると、清楚でいいなぁ。
今、着たい。でも今ボウブランズがあっても、体型的に入らない気がする…
バブル後は、カタログもペラペラになっていく。
左側の、カタログは、アンファン(キッズライン)も作っていたときのもの。一瞬だったわね。
いちばん右のカタログをよく見てもらうとわかるんだけど、ヌガーとボウブランズの間に、STRAWBERRY FIELDS の文字があるでしょ。
そう、SUGARは、このあと、ストロベリーフィールズに変わってしまうのよね。
まず、ブランド名でストロベリーが入り込んできて、ヌガーとの違いが今ひとつわからないまま、単独ブランドになって、ヌガーとボウブランズが消滅。社名もいつの間にか、SUGARからSTRAWBERRY FIELDSになって、昔の影もない、今のブランドになっちゃったのね。
この時期、同じようなお洋服を作っていた田園詩・ストリートオルガンも、ロリィタ路線に変更して、そのままなくなっちゃったのよね…
残ったスタッフで、GARLAND(ガーランド)ってブランドを立ち上げたりもしてたけど、それも、消滅。
80年代にポップな服を作っていたRICH GIRL(リッチガール)も、同じような路線で、消滅。
他にはルイス・キャロルとか。
意外にも、70年代にフィフティーズファッションを引っ張っていたクリームソーダが細々とやっていたり
ピンクハウスは、デザイナーの金子功さんが独立して、ワンダフルワールドを作り、ご本人がデザイナー業を引退なさって、ワンダフルワールドもなくなってしまったのは、周知のとおり。
と、私感でのファッション史だった。
まあ、そんなこんなで、ワタシがSUGARを着た季節も終わり、それから5年くらいはレストローズを着ていたのだが、これまたブランドの路線変更と、お世話になった店長さんの退職で着なくなっちゃったな。
その後は、何を着ていいかわからないまま、今に至るのだった。
あとは自分で作ればいいのはよくわかっているのだけど、時間がないという、決定的な問題があるんだよね。
はぁ…。
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