近所の川
高知で過ごすときのコースは決まっていて、その一つが、近くの川で遊ぶ、というやつ。
ところが今年は、雨が少なくて、川が干上がってるの!
干上がってるんだよ。
初めて見た…。
いつもは、じゅうぶんに泳げるほどの水量なのに。
そしたら、橋を挟んで下流に水があるとのことで、行ってみた。
写真で見えているのが上流。
橋もすこし見える。
この堰をこえて、ふだんなら、水が流れてきているところが、まったく流れてこないのね。
でも、湧き水をたたえている、というわけだ。
すごい。
よく見ると、石の下の水が、かすかにふるえている。
川底から湧いてくるというより、上流から見えない川が流れてきていて、低くなっているここで地上に出ているという感じ。
流れはなく、静かなのに、水はものすごくきれい。
同じ場所から見た反対側。
下流にあたるのね。
湧き水なので、ものすごく冷たい。
この川、何年か前にひどく氾濫したとかで、護岸工事の真っ最中だった。
水が涸れたのは、それも関係しているんじゃないかと思う。
川からあがった場所。
へんろ道。
夫が子どもの頃は、お遍路さんもずいぶん多く通ったそうだ。
ここの橋も、レトロな石橋で素敵だったんだけど、水害のあと壊されて、幅も広がってきれいな橋に掛け替えられていた。
橋のたもとにある灯籠。
反対側にもあったんだけど、それは、前の橋を壊すときに、いっしょに壊しちゃったみたいだった。
高知県内の小さな町。
4年前に来たときまでは、夜は真っ暗で、満点の星。
天の川が、まさにミルクをこぼしたようにはっきり見えていたんだけど、今回は、外灯のない場所まで歩いても、山のふもとがぐるりと明るくて、どうにか天の川を判別できる程度。
ちょうど流星群が見られるってときだったんだけど、時間が早いせいもあって、流れ星はひとつも確認できなかった。
自分は都会に住んで、たまの田舎に、変わらない不便さを求めるのは、身勝手のはわかってるけど、こうやって日本の田舎は失われていくんだなぁと思った。
にほんブログ村
ひっそりとランキング参加しております (クリック、お願いします☆)
« 自転車で、すこし遠出をする。 | Main | さわち料理 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 浅草にアンヂェラスという喫茶店があった。(2020.04.09)
- 清里・八ヶ岳紀行その5(完結編)(2020.04.01)
- 清里・八ヶ岳紀行その4(2020.03.31)
- 清里・八ヶ岳紀行その3(2020.03.30)
- 平日夕方の浅草は素敵(2019.08.09)
Comments