生まれて初めて雑巾を買った。
見てのとおり、雑巾である。
週末のフリマで買った。
雑巾…
このワタシが、雑巾を買う日が来ようとは。
新学期が始まってムスメが、雑巾が要るという。
最近は、雑巾に向くようなペラペラのタオルをもらうことも少なくなり、百均でタオルを買ってきて作るかなぁと思っていたんだけど、ちょうどいいタイミングでフリマがあったわけね。
で、安いタオルを売ってないかなぁと見ていたら、あるブースでタオルも売ってたんだけど、雑巾も売ってたの。
どこかで大量にもらった(あるいは、大量に用意した)らしいペラペラのタオルの、ネームを内側に折り込んで、ミシンでがーっと縫ったやつ。
タオルだけだと5枚100円、雑巾は3枚100円だったかな。
ムスメは、週明けすぐに雑巾として持っていきたいというので、雑巾の方を買ってしまったというわけだ。
タオルでも良かったんだけどね。
リビングの片隅には、ミシンが常駐させてあって、いちおうアトリエ状態だし、雑巾を2枚縫ったところで、5分か10分といったところだろう。
でも、その5分か10分が、なんだかもったいない。
それに、ミシンにはオーダー用に赤い糸がかかっているので、それを白糸(厳密にいえば、ワタシが常に使っているのは、オフ白だが)にかけかえるのも、微妙にめんどくさい。
すぐにまた赤糸にしなきゃいけないし。
それに、あたし、ミシンで雑巾を縫うことに、トラウマがあるんだよね。
ムスメが小学校に入ったばかりのとき、クラスのバザー委員になって、大量の雑巾製作を引き受けた。
ところがそれを縫っていたとき、パイル地のループをヌーベル(職業用ミシン)の自動糸通し器に引っかけてしまった。
で、ちょっと歪んでしまって、それ以来、自動糸通しが使えなくなってしまったのだ。
ロックミシンとちがって、直線ミシンの糸通しはそんなに面倒ではないし、そう頻繁に上糸をかけかえるわけではないので良いのだが、やっぱりすこし不便だし(なくても困らないけど、あったら便利ってな感じ)、そんなこんなで、ミシンで雑巾を縫うという行為をしたくないのだ。
木綿糸で手縫いした方が、やわらかくて丈夫だというけど、“ていねいな暮らし”って、なんだか苦手なのよね。
高校時代に毎朝、運針をさせられていたので、手縫いで雑巾を縫うことに抵抗はないけど、提出して、だれのものかわからなくなってしま雑巾に、手をかけるのもなぁ。
てことで、生まれて初めて買った雑巾。
…なんか。
ものすごく、らくちんなのね。
フリマが、あと1週間早かったら、あのブースの雑巾、とぶように売れたんだろうなと想像したりする。
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