日本人の知らない日本語2
前に書いたような気がして、確認してみた。
日本人の知らない日本語。なんだ、1か月前だった。すでに記憶の彼方。やばいぞ、自分。
そのときの記事は、ココ。
その続編である。
これまた目新しいことはあまりないけど、よく知られている「ら抜き」の他に、最近気になる言い方を、「さ入れ」とか「れ足す」と呼ぶのは、衝撃だった。サイレとレタスだそうだ。
「~やらさせていただきます→~やらさせていただきます」「書ける→書けれる」など。
わたしが最近きになるのは、間違いに気づきづらい「さ入れ」である。
たとえば、「探しているものは、ここにはなさそう」は正しいけど、「今日は雨は降らなさそう」は間違いだというもの。「今日は雨は降らなそう」が正しい。
これは、「さ入れ」の中でも、使い分けの難易度が若干高いように思う。
「ない」が形容詞の場合は、「なさそう」で、「ない」が助動詞の場合は「~なそう」が正解。
ちょっと違うけど、採点中の試験問題。
「六波羅とは、どこのことか」という設問に、「○○(地名)らへん」という答えを見て、かなり腹を立てたワタシ。
「~らへん」って何よ、「らへん」って!
その答え方が一人や二人じゃないんだもん。やだ。
「~のあたり」という意味で使っているようだけど、話し言葉と書き言葉の区別がついてない以前に、それ、日本語として正しくないし。
ちなみに、『平家物語』の問題なので、答えは、「平清盛の邸宅があった場所」である。
鎌倉時代の“六波羅探題”と混乱している答えは多かった。(あまり腹の立たない間違い。)
でも、「平清盛のアジト」という答えには頭をかかえてしまったワタシなのだった。
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