« 園グッズ | Main | ポンポンつきシュシュの作り方 »

February 25, 2010

一太郎

一太郎

ワタシがアナタと初めて会ったのは、バブルの前夜でした。
アナタはまだ、PC9800と呼ばれる箱の中で、白い画面に薄いグレーを浮かびあがらせて、MS-DOSの上で、踊っていましたね。

続きは、こちら♪
ク リックしてどうぞ☆
    

文節変換…なんと懐かしい響きでしょう。

黒い画面で緑が点滅する“書院”という人が出てきただけでもオドロキでした。
“文豪”などと いう人もいましたね。“オアシス”も、あなたのライバルでしたっけ?

ああ、今となっては記憶の定かでないことも多くなってしまいました。
大学出たての“キャピキャピ”の新人だったワタシの大先輩は、まだ、“和文タイプライター”を駆使して、会議資料などを作っていらっしゃいました。

アナタとは、ずいぶん親しくおつき合いさせていただきました。

でもいつのまにか、MS-DOSという舞台は埋没してしまい、ウィンドウズと呼ばれる舞台の天下とな りましたね。
ワタシも、いつのまにやら、日本語を打つために“ワード”などという外人に身をまかせる始末。

それでも、阿波徳島が語源だとまことしやかに言われるATOK(山梨の王という意味のサンリオと良い勝負の都市伝説)だけには、ひそかに操を立て、その箱の中では常に最新版のATOKくんが、活躍してくれていました。

解答用紙は一生手書きだからっ!
そこんとこ夜露死苦っ!

そう言って、さらにアナログな方眼紙と定規に、鉛筆と消しゴムを友として突っ張ってきたこのワタシ。
そんなワタシに届く風のうわさ。
「解答用紙なら、一太郎が使いやすいよ」
え~っ、一太郎ぉ!?
なんか、昔の人って感じぃ。

なのに、ふと、「一太郎ほしいかもぉ」
そう呟いていたら、突然家を訪ねてきたamazonの 薄茶の箱。
バブル全盛期にエンジニアとして働き始めた年下夫が、注文してくれた一太郎が、ノベルティのブランケットと共に現れたのでした。

嗚呼、ワタシたち。

ついに運命の再会を果たしたのですね。
これほどまでに、立派になったアナタと。
数十 年の隔たりなんか、一瞬で乗り越えられるわ。

ああ…
解答用紙の罫線は、まるで、自分の指の延長のよう。
普通に打つ文字も、書式 も、なんなの、この親しさは。
あのwordの不可解さとは違う…

日本語はATOK。
日本語は一太郎。

一生つづくさすらいの日本語屋家業。
新しい人生のパートナーとして、再び共に歩いていこう ね。
そして、アナタだけは、キンカ堂のようには、ある日とつぜん目の前から消えてしまわないで…
(まだ引っぱるキンカ堂ネタ。)

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ

ひっ そりとランキング参加しております (クリック、お願いします☆)

« 園グッズ | Main | ポンポンつきシュシュの作り方 »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

Comments

コウイチさん

本文もないままの記事にコメントありがとうございました。
しかも、書こうと思っていたのが、こんな本文でスミマセン。
十数年ぶりに使った一太郎があまりに使い勝手がよかったもので、つい。

ハンドメイドと日々の徒然が中心のブログですが、よろしければ、またお立ち寄りください。

はじめまして、ランキングから来ました。

一太郎のブランケット(@_@)?
PC使用中にちょうどいいのかな!?

またおじゃまします!

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 一太郎:

« 園グッズ | Main | ポンポンつきシュシュの作り方 »

さ~や☆リンク

お気に入りblog











無料ブログはココログ