妖精の旅

京都での出来事である。

清水寺に着くあたりで、帽子のないのに気づいた。
３年前、ＷＤＷで買ったティンカーベルの帽子…

イノダコーヒで一休みしたので、聞いてみたりしたけど、見つからず。
清水寺で参拝するとき、うっかり「帽子が見つかりますように」とお願いしそうになり。

清水寺の帰りは、タクシーに乗っちゃうとラクだよと教えてもらったのだけど、帽子があきらめきれずに、元の坂をとぼとぼと下る。
前日のハイキングで疲れた足は、石段を一歩おりるごとに、痛む。
うう…

でも途中にも落ちてなかったので、あとはバスかも。
ってことで、新幹線に乗る前、夫が電話をしてくれた。
なぜ自分で電話をしないのか。
それは言うまでもなく、ブロッコリーと双璧をなす、ワタシの大苦手だからである。

すると。

じゃんっ！

無事発見！
さすがティンカーベル、さすがディズニーマジック。
ではなくて、さすが京都、さすが日本。

思い起こせば１１年前、ニューオリンズ水族館で置き忘れたカメラは一瞬にして、どこかへ行ってしまったものなあ。

でも、取りに行く時間がなかったので、総合案内所に電話をして、送ってもらう手続きをしたのである。

そして妖精の帽子は、長い旅を終え、ワタシのもとに戻ってきたのであった。
すべてのものに、ありがとう。

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